|
|
|
| 人の記憶の中で風景と匂いが一緒に思い出されることがある。
私の場合、近所に沢山あった木綿の織布工場での機械油と 木綿布の匂いだったり、、町の中心地に向かうバスの中までも 匂って来るミツカンの酢の匂いだったり、通学途中、製粉会社 の赤レンガの建物から匂って来る、穀類を炒る香ばしい匂い だったりと、どれも周りの景色と一緒に鮮明に思い出される。 そしてそれらは優しく甘美な記憶と言っても良い。
のんび荘から急坂を登り、少し行くと飯田と木曾を結ぶ道、大平街道に出る。 其の街道を下って行くと伊那山脈、南アルプスが正面に見え、道に面して所々に りんご、なし、桃の果樹畑があり、飯田の市街地に入る。 うちの子供たちの通学路でも在る此の道の果樹の花は今が盛りで、甘い香りが漂っている。 彼らにとっても匂いのある記憶として残っていくだろう。
インター近くの通りにはお決まりの店、紳士服のア〇キ、家電のエ〇〇ン、 スポーツ用品のア〇〇ン、メガネのミ〇(大西ゴメンネ)、、、があり、 盗って付けたように街路樹が並ぶ(飯田ではりんごです)全国何処に行っても 似たり寄ったり、[泉谷しげる]の歌を思い出しました。 ● ● ● 撮影日:4月23日 2時頃 撮影・コメント:のん太
| | | 今年はコブシ、サクラ、イワマツツジ、ヤマブキなどいろいろな 花が同時期に開花したが、ごつごつとした岩肌に根を張り、 花を咲かすイワマツツジ(三つ葉つつじ)の姿は圧巻である。 例年、サクラより早く咲き、まだ花の少ない時期に殺風景な 岩肌に彩を添えてくれる。 生息環境が悪いせいか花数は少ないが、派手ではない濃い ピンク色?(色を言葉に変えるのは難しいですね。ただ ボキャが貧困なだけか)(^◇^; の花は存在感があり、生きる強ささえ感じさせてくれる。
窒素、燐酸、カリだけで育てられ、虚弱ゆえ過剰な農薬の力を借りなければ 育たない、姿だけ立派な野菜。 低コストで、高い産卵成績が得られ、見た目に美味しそうな色の出る配合飼料で、 無菌状態に近い鶏舎で生産される卵。同じ価値観で作られている養殖魚、等々。 イワマツツジと対照的に命の薄さを感じざる負えない。 そして、それらの命を頂いている我々も然り、そう思うのですが。 ● ● ● 昨日からサクラの花がちらほら舞い始めました。 今日明日までの命かな?
撮影日:4月16日 10時頃 撮影・コメント:のん太 | | | 本日、[桜]も[いわつつじ]も満開
そばを打ちながら窓越しにチラッチラッと 満開の桜の花を見ていた。 するとイラクの事が段々頭をよぎり出した。 3人の日本人捕虜のこと、其の家族のこと、 彼らを拘束している人達のこと、 砲火の中にいる人達のこと、 アメリカ政府のこと、アメリカ兵のこと、 日本政府のこと、自衛隊のこと、 .....、....、....、 そして今此処でそばを打っている自分のこと、 もはや見えてる筈の桜の花は消えて無くなっていた。
そばを打ち終わり厨房に入ると、 花を求めて来たらしいお客さんで店は賑わっていた。
また満開の桜のことを思い出した。 ● ● ● 撮影日:4月10日 2時半頃 撮影・コメント のん太
| | ◆ [のんび荘]の面々(のん太) | 2004/04/08 | | 実に心地良さそうと言うか、無防備と言うか、 …少し前までは寒さで震っていたのですが… 彼は春を感じているのですね。 彼の名は[のん太]と言い、[のんび荘]の年齢と一緒で 12歳に成ります。犬には厳しく(小さいのでも大きい のでも牙をむき、向かっていきます)人には無関心で (彼の愛すべき 5,6人の特定の人以外) 歳のせいか、明るい時はほとんど寝ています。
前回の[のんび便り]で掲示した椎茸ですが、食べ頃を 全て猿に摂られていました。(`−´)まったくもう どうして猿かと言うと、店の入り口に三つ四つ残って 吊り下げられていた干し柿もなくなっており、 おまけにその下に殆んど繊維質の糞が残っていたからです。 (足場の無い宙吊りの物を取れる動物は猿しか考えられない) 一説によると、人間も泥棒に入る前、緊張からか、 その家の近くにウンチが残してあると…?。 汚い話でスミマセン。 ● ● ● [のんび荘]周辺の花情報 桜・・・2,3分咲き いわつつじ(みつばつつじ)・・・8分咲き
撮影日:4月8日 11時頃 撮影/コメント:トシ 改め のん太
| | | 自然の恵みとは少し違いますが、昨夜からの雨で、 親指ほどの椎茸の芽が一日で食べ頃になりました。 初物です。
自然界での椎茸が出る季節はいつか知ってました? 元々は春の茸のひとつで〈私は飯田に住むまで茸は 秋のものだと思ってました〉 種菌の改良によって春取りと春秋取りが出来たそうです。 ちなみに「のんび荘」の椎茸は春秋取りで、一年に 二回取れるので椎茸好きの私には有難いことです。 採りたてのを酒と醤油で焼くと応えられませんね。
そばを打ち始めた頃、そばつゆの出汁を 山間地で住みながら如何して海の鰹を使うのか… 此の近辺には立派な出汁、干し椎茸が有るのに…と しばらくの間、干し椎茸だけを使ったことがあります。 実は料理の世界ではご法度で、椎茸だけで強い出汁を摂ると ドブ臭さが出て美味しくない。ジャンジャン(^o^; アハハ ● ● ● 余談ですが、化学調味料を使わない美味しいラーメン屋さん ないかな―
撮影日:4月2日 11時頃 撮影・コメント トシ
| |
|
|
|
|
|