 例年になく早々と入梅したものの、6月の前半は雨は少なく、各地で水不足が懸念されている。今週に入り、やっとまとまった雨にはなってきたが、それでもいつもの降水量に比べるとまだ少なめなのだろう。 シトシトと降る、そんな梅雨らしい天候が減っているように感じるが、降れば豪雨の昨今、空梅雨の後に来る雨が気にかかる。そんな6月の後半、早々台風4号が列島を窺っているようだ。
6月21日は“夏至(げし)”。夏に至ると書くこの夏至(げし)は文字通り夏の始まりを示したものだが、知っての通り一年中で一番昼が長い日とされる。冬至のように、この日に何かを食べる風習があるのか、少々気になりネットで調べてみたが、「尾張地方の一部で無花果田楽を食べる」、「大阪の一部で夏至から11日目までの間にタコを食べる」などが出てきただけである。どうも夏至の場合は統一的な風習はないようだ。 さて、暦上ではこの夏至(げし)から夏が始まるわけだが、猛暑が増えたと感じる昨今に、今年はどんな夏がやってくるのか、やはり気になるところだろう。そんな心配をよそに、山麓の木々や野草たちは、いつも通り、夏の勢力争いに勝利すべくその生息範囲を広げ始めている。 今年の梅雨も中盤から後半にさしかかるが、訪れる人も少なくなるこの時期の山麓に、梅雨空の下の散策も悪くはないと感じる。そろそろ山紫陽花(やまあじさい)も咲き揃うころである。
◆ ◆ ◆ 写真1枚目:街道から「のんび荘」に下りる道沿いに咲く「山紫陽花(やまあじさい)」。園芸種にある「額紫陽花(がくあじさい)」との違いは葉にあるようですが、正直よく分かりません。 写真2枚目:同じく街道から「のんび荘」に下りる道沿いに自生する「紅葉苺(もみじいちご)」。この時期結実します。当然実は食べられますよ。 撮影日:2013年6月15日。天気曇り。 撮影・コメント:クロコ。
Facebookのアルバムにこの日撮影された写真が載っています。もし気が向いたらそちらも見てください。(Facebookにログインしなくても見られます) https://www.facebook.com/media/set/?set=a.475176342558188.1073741853.100001974796306&type=1&l=0f8a0fdfef なお、載っている野草は「山紫陽花(やまあじさい)」と「紅葉苺(もみじいちご)」だけなので悪しからず。
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