タイトル−のんび便り
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 ◆ 冬枯れて
 2013/11/30

秋が短かった今季、気がつけば季節は冬。山を飾り付けていた木々の色付いた葉は、枯葉となり地面を覆い始める。今年は、気温低下が激しいためか、木の固体によってかなりばらつきがあるらしく、色付く前に枯葉となりその寿命を終える葉も多いようである。それでもきっと木々たちは、来春芽吹くべく、その準備に余念がないのだろう。
2014年〜2015年に着工し、2027年には先行して東京都 〜 名古屋市の間での営業運転を開始するというリニア中央新幹線、地元新聞によれば、この山麓近く、川を横切るように、地上に顔を出すようである。
財政の問題、環境面の問題、電磁波の問題、エネルギーの問題など、全て未解決のままで動き始めたこの事業、「原発再稼動とセットだ」との声が聞こえる中、いったい誰が利を得るのか、間違っても地元住民ではないことは確かである。
そんなことを思いながら、山麓公園を歩いてみれば、風は冷たく、真冬のように肌に突き刺さる。明日からは師走、今年の冬はかなり厳しそうな気がする。

◆    ◆    ◆
写真一枚目:「のんび荘」のすぐ下のモミジ。今年は毛虫の大発生であまり葉が残ってないが、それでも残った葉は、健気に色付きを見せる。
写真二枚目:「妙琴公園」第二駐車場近く、まだ残るススキ。川面に反射した日の光をバックに、秋の終わりを惜しむように風に揺れていた。
撮影日:2013年11月30日。
撮影・コメント:クロコ。

11月16日と23日撮影の、妙琴公園と「のんび荘」周辺の紅葉は下記のFaceBookページに載っています。(FaceBookにログインしなくても見られます)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.552369698172185.1073741879.100001974796306&type=1&l=83072ba196
11月30日撮影のものは下記。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.560545244014641.1073741825.421377304598103&type=1&l=49ad5d2b7a


 ◆ 残暑は続く
 2013/08/15

立秋を過ぎても暑い日が続いている。樹木の少ない市街地では36℃を超える日もしばしば、さすがにエアコンなしではきついだろう。のんび荘のある山麓公園あたりは、木々の蒸散効果もあって、市街地より2〜3℃は低いのだろうか、夕方ともなれば、川風が優しく身体を撫でて行く。
8月もちょうど半ば、まだまだ続くだろう暑さの中で、夏の終わりの匂いを感じている。

そんな暑い8月、のんび荘から皆様に残暑お見舞い申し上げます。


 ◆ 玉紫陽花の咲く頃
 2013/07/31

梅雨明け直後の35℃を超えるような猛暑は多少落ち着いたようだが、それでも晴れた日は軽く30℃を上回る。7月の中盤から続いた戻り梅雨のような気候の中、各地で豪雨による被害が出ているようだ。短い春と早めの梅雨入り、猛暑とゲリラ豪雨と、果たしてどんな夏になるのか少々不安になる。なんとなく残暑厳しくなりそうな予感がする今季、山の麓ではまだニイニイゼミと春ゼミの合唱が聞こえているようだ。その声も、やがて油蝉に変わるはずだが、最近鳴く時期に一貫性が感じられないように思えるのは気のせいだろうか。
さて、そんな暑さの中、山麓公園辺りを散策してみれば、木立の下、ようやく玉紫陽花(たまあじさい)が咲き始めた。妙琴公園の川向こう、「のんび荘」の下の川沿いのわき道歩けば、足元にはヒメヤブランが小さな花を咲かせている。季節が分からなくなるほどの気候変動の中、彼らは“今何をすべきか”がきちんと分かっているように見える。
参院選を終え、その投票率の低さに驚かされたが、原発問題・TPP・改憲の動きと、その結果のもたらす比重はかなり大きい。夏の暑さの中、川風に吹かれながら見る野草たちの振る舞いに、人の愚かさが見え隠れするが、そんなことはお構いなしに、山の麓はこれから夏の本番を迎える。「猛暑と豪雨」、人の世がそうならないことを祈りつつ、山麓を後にした。
8月7日はもう立秋である。

◆    ◆    ◆
写真1枚目:街道から「のんび荘」に下りる道沿いに咲く「玉紫陽花(たまあじさい)」。花は後半になると結構騒々しい。
写真2枚目:「のんび荘」の下の川沿いのわき道に咲く「姫藪蘭(ひめやぶらん)」。蘭の名を持つがユリ科の植物。花は3mm〜5oの小さなもの。
撮影日:2013年7月27日・28日。
撮影・コメント:クロコ。

Facebookのアルバムに2013年7月13日〜2013年7月28日に撮影された写真が載っています。もし気が向いたらそちらも見てください。(Facebookにログインしなくても見られます)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.494136403995515.1073741864.100001974796306&type=1&l=94f0c14fd3

 ◆ 梅雨空の下で
 2013/06/20

例年になく早々と入梅したものの、6月の前半は雨は少なく、各地で水不足が懸念されている。今週に入り、やっとまとまった雨にはなってきたが、それでもいつもの降水量に比べるとまだ少なめなのだろう。
シトシトと降る、そんな梅雨らしい天候が減っているように感じるが、降れば豪雨の昨今、空梅雨の後に来る雨が気にかかる。そんな6月の後半、早々台風4号が列島を窺っているようだ。

6月21日は“夏至(げし)”。夏に至ると書くこの夏至(げし)は文字通り夏の始まりを示したものだが、知っての通り一年中で一番昼が長い日とされる。冬至のように、この日に何かを食べる風習があるのか、少々気になりネットで調べてみたが、「尾張地方の一部で無花果田楽を食べる」、「大阪の一部で夏至から11日目までの間にタコを食べる」などが出てきただけである。どうも夏至の場合は統一的な風習はないようだ。
さて、暦上ではこの夏至(げし)から夏が始まるわけだが、猛暑が増えたと感じる昨今に、今年はどんな夏がやってくるのか、やはり気になるところだろう。そんな心配をよそに、山麓の木々や野草たちは、いつも通り、夏の勢力争いに勝利すべくその生息範囲を広げ始めている。
今年の梅雨も中盤から後半にさしかかるが、訪れる人も少なくなるこの時期の山麓に、梅雨空の下の散策も悪くはないと感じる。そろそろ山紫陽花(やまあじさい)も咲き揃うころである。

◆    ◆    ◆
写真1枚目:街道から「のんび荘」に下りる道沿いに咲く「山紫陽花(やまあじさい)」。園芸種にある「額紫陽花(がくあじさい)」との違いは葉にあるようですが、正直よく分かりません。
写真2枚目:同じく街道から「のんび荘」に下りる道沿いに自生する「紅葉苺(もみじいちご)」。この時期結実します。当然実は食べられますよ。
撮影日:2013年6月15日。天気曇り。
撮影・コメント:クロコ。

Facebookのアルバムにこの日撮影された写真が載っています。もし気が向いたらそちらも見てください。(Facebookにログインしなくても見られます)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.475176342558188.1073741853.100001974796306&type=1&l=0f8a0fdfef
なお、載っている野草は「山紫陽花(やまあじさい)」と「紅葉苺(もみじいちご)」だけなので悪しからず。

 ◆ 卯の花の咲くころ
 2013/05/27

5月も残りわずか、日替わりのように繰り返す寒と暖に少々へたり気味のこの頃である。月の後半には気温も急上昇、季節は確実に夏に向かって動いているようだが、梅雨前の真夏日にはさすがに身体が悲鳴を上げる。
今年、冬の降雪の少なさに今後の水不足が怪訝されるが、稲作を始め、農家の忙しさが本格的になってくる時期、街道沿いでは、すでに田植えを終えた水田が見られるようになってきた。そんな田植えの季節、山麓ではもう「空木(うつぎ)」の花が咲き始めている。
「空木(うつぎ)」。卯の花(うのはな)として唱歌“夏は来ぬ”の歌詞に出てくることは誰しも知るところだが、その歌詞からも、自然と共に生きていた昔の人の暮らしぶりが覗える。万葉集を含め、正岡子規、与謝蕪村など多くの歌人がこの花を詩に詠んでいるということだ。

そういえば、最近は田植えの時期には必ず聞こえてきた蛙の合唱が聞こえなくなった。それだけ我が暮らしの周りから、水田がなくなっということと思うが、経済失速の歪から、すでに破綻したように思える経済のシステム、やっと軌道修正されるかと思っていたが、その歪を増大させながらますます加速しているようだ。そんな「経済主導型・企業最優先」の今の社会形態は、人の未来に暗い影を落としているように見える。
卯の花(うのはな)の登場する、この歌に出てくるような、そんな風景の残る豊かな環境くらいは、せめて、次の世代のために残したいものである。

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写真:2枚とも、街道から「のんび荘」に下りる道沿いに咲く「空木(うつぎ)」。
近くで見ると意外と騒々しい花である。
撮影日:2013年5月25日
撮影・コメント:クロコ

唱歌「夏は来ぬ」。
歌詞→ [http://mytown.main.jp/blog/wp-content/uploads/2006/05/natuhakinu.txt]

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