タイトル−のんび便り
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 ◆ 春は近し?
 2013/03/03

例年より早い気温低下が見られた今季、春の訪れも早いのかと思いきや、繰り返しやってくる寒波の影響か、なかなか春めいては来ない様子。もう寒さはごめんと、上がっていく灯油価格を気にしながら暖房機にしがみつく毎日だが、ここに来てようやく春らしい兆しが見え始めたようだ。日中の気温も上がり始め、差す日の光が強くなってきているのがはっきり分かる。ニュースなどでは日中20℃を超えたところもあると報じていたが、どうも今年の春は一気にやって来そうな気配。すでに今は3月、今月の5日はもう啓蟄である。

その啓蟄に動き出す虫ではないが、見えない春を求めて山麓辺りを久々に散策してみた。日陰にはまだ雪が残っているが、けっこう日差しは温かい。
冬眠休業から目覚めた「のんび荘」を横目に、その近くを流れる「松川」の川原に降りてみた。川原には猫柳が見える。1月ごろは2・3個ほどであったその“銀ボタン”、まるで遅い春を促すように、すでに枝一杯である。道端の、日のあたる場所には、わずかだが、ハコベ・イヌノフグリなどの野草の花も見えていた。
来月にはもう花の季節が始まる。この山麓辺りが、茶色から芽吹きの色に変わるのももうすぐだろう。

◆    ◆    ◆
【写真】
一枚目:のんび荘の横を流れる「松川」の川原の猫柳。もう枝いっぱいに銀のボタンを付けている。
2枚目:のんび荘の川向こう「妙琴公園」近くの道端に見つけたハコベ。去年より、かなり遅い感じである。
撮影日:2013年3月1日・3月2日
撮影・コメントはクロコでした。

 ◆ 2013年年賀
 2013/01/01

新年明けましておめでとうございます。
昨年中は格別なご愛顧に賜り、誠に有難うございました。
2013年、巳年の幕開けです。本年が、皆さまにとってより良い年になりますことを、心よりお祈りいたします。
今年も相変わらずのご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、今季のんび荘は1月並びに2月を冬季休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
また、3月からは通常営業となりますので、よろしくお願いいたします。

のんび荘



 ◆ 冬来たりなば
 2012/12/28

12月、年の瀬も押し迫り、今年も余すところ三日となった。
12月が師走と呼ばれるのは誰もが知るところだが、諸説諸々言われている語源は、正確なところは未詳らしい。気になったわけではないが早速調べてみた。
師(僧)が馳せる月「師馳す(しはす)」という説。「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。「四季の果てる月」の意味から「四極(しはつ)」からとする説。「一年の最後になし終える」の意味で「為果つ(しはつ)」からとする説などがあるようだ。
そもそも、この「師走」の字自体が当て字らしいのだが、この「師走」と意味も近く、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に注釈として説明されていることから、『師(僧)が経をあげるために馳せる月「師馳す(しはす)」』という説が有力と思われているらしい。この説を基に「師走」の字が当てられたと考えられているようである。
例年になく低温が続く昨今だが、どんな“師”が“何のため”に走るのか。政治・経済などわが国の情勢も含めて、列島すべてが冷え込んでいるように思える今季、「春遠からじ」と続けて言えない辺りが、やや寂しいところだろうか。遠藤実氏の曲ではないが、全てに「春の来ない冬はない」と思いたいこの頃である。
さて、この「のんび便り」も、今年は今回が最後となるが、いまだ終わらぬ原発の脅威の中、来る年が全ての人々にとってより良い年になることを切に願いながら、“春”を待つことにする。
◆    ◆    ◆
◇写真
一枚目:街道から「のんび荘」まで向かう途中の「妙琴ツツジ園(風越公園)」の雪景色。
二枚目:そのツツジ園(風越公園)にある、八重桜の花芽。寒さの中で春を待っている。
撮影日:2012年12月22日。
撮影・コメントはクロコでした。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。


 ◆ 秋から冬へ
 2012/11/13

11月。「霜月(しもつき)」。
「霜月(しもつき)」は本来旧暦の11月のことをいうが、現在では今の新暦の11月にも用いられるようである。文字通り「霜が降る月」という意味と思うのだが、「食物月(おしものづき)」の略という説や、「凋む月(しぼむつき)」とか「末つ月(すえつつき)」が訛った(なまった)ものとする説もあるようだ。
また、11月の異名としては「神楽月(かぐらづき)、神帰月(かみきづき)、建子月(けんしげつ)、辜月(こげつ)、霜月(しもつき)、霜降月(しもふりづき)、霜見月(しもみづき)、天正月(てんしょうげつ)、雪待月(ゆきまちづき)、陽復(ようふく)、竜潜月(りゅうせんげつ)」などがあるようである(ウィキペディアから)。
さて、そんな11月、急激な冷え込みのためか、「今年の紅葉は色が鮮やか」という各地の情報が飛び交う中、我が風越山麓はどうだろうかと、秋空が広がる土曜日に山麓公園辺りを散策してみた。
本当の見ごろは3〜4日後だろうか、すでに色付いた葉の隣で、緑色の葉が、程よいコントラストを作っている。枯れて葉を落とす木が多くなったのか、以前に比べると、その迫力にやや欠ける気もするが、それでも紅葉の木々の間を歩くのはなんとも気持ちの良いもの、春とは違う、秘められた自然の力のようなものを感じることができる。これから木々たちは、冬を絶えるために葉を落とし、芽吹くべく春の準備に入る。
彼らが眠りにつく前に見せてくれる、この一時のエンターテイメントを、掛け値なしで楽しんでみるのも良いだろう。繰り返される季節の、真の意味を多少は感じられるかもしれない。

◆    ◆    ◆
写真:
一枚目は、「のんび荘」の庭からみたモミジの紅葉。
二枚目は、「のんび荘」の川向こう、妙琴公園入り口付近のモミジ。
撮影日:11月10日。
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 秋に向って
 2012/09/24

猛暑日が続いた今年の夏、9月に入っても日中は30℃を超える日が多く、残暑というにはあまりに暑い日々に、少々うんざりとしていた。
「暑さ寒さも彼岸まで」。その言葉どおりに、秋分を過ぎるころから気温の低下が見え始めたが、23日の日曜日、天候もあったのだろうが、行き成り20℃を下回ったのにはさすがに驚いた。夜などは肌寒く、暖房機が欲しくなると言っても決して大げさな表現にはならないだろう。我が身体もかなり戸惑い気味である。
そうは言ってもまだ9月、夏の名残りはまだ残っている。訪れた山の麓では、木々の緑と共に、季節の狭間で夏を惜しむように咲く花がまだ見られるようだ。

今年はどんな秋が訪れるのか、昨今の気候の変化の大きさにやや不安にもなるが、山の麓に広がる自然に抱かれていると、不思議に心に安堵感のようなものが広がってくる。夏が終わり、本格的な秋が訪れる前のこの時期に、まだ残る木々の緑の中を、風の音を聞きながらゆっくりと歩くのはなんとも心地良いものだ。
できればこの自然、いつまでも変わらずにいて欲しいと願うが、それは我々の接し方が大きく関わってくるのかもしれない。
今年の9月もあと少しで終わる。どうやら、季節は秋に向って大きく舵を切ったようである。

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写真
一枚目、のんび荘の近くに咲く「ツリフネソウ」。そろそろ終わるころでしょうか。
二枚目、のんび荘の川向こう妙琴公園内で見つけた「キンミズヒキ」。そろそろこの花に似た「アキノキリンソウ」が咲き始めるころですね。
撮影日:一枚目2012年8月26日、二枚目2012年9月2日。
撮影・コメント:クロコ

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