タイトル−のんび便り
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 ◆ 冬来たりなば
 2012/12/28

12月、年の瀬も押し迫り、今年も余すところ三日となった。
12月が師走と呼ばれるのは誰もが知るところだが、諸説諸々言われている語源は、正確なところは未詳らしい。気になったわけではないが早速調べてみた。
師(僧)が馳せる月「師馳す(しはす)」という説。「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。「四季の果てる月」の意味から「四極(しはつ)」からとする説。「一年の最後になし終える」の意味で「為果つ(しはつ)」からとする説などがあるようだ。
そもそも、この「師走」の字自体が当て字らしいのだが、この「師走」と意味も近く、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に注釈として説明されていることから、『師(僧)が経をあげるために馳せる月「師馳す(しはす)」』という説が有力と思われているらしい。この説を基に「師走」の字が当てられたと考えられているようである。
例年になく低温が続く昨今だが、どんな“師”が“何のため”に走るのか。政治・経済などわが国の情勢も含めて、列島すべてが冷え込んでいるように思える今季、「春遠からじ」と続けて言えない辺りが、やや寂しいところだろうか。遠藤実氏の曲ではないが、全てに「春の来ない冬はない」と思いたいこの頃である。
さて、この「のんび便り」も、今年は今回が最後となるが、いまだ終わらぬ原発の脅威の中、来る年が全ての人々にとってより良い年になることを切に願いながら、“春”を待つことにする。
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◇写真
一枚目:街道から「のんび荘」まで向かう途中の「妙琴ツツジ園(風越公園)」の雪景色。
二枚目:そのツツジ園(風越公園)にある、八重桜の花芽。寒さの中で春を待っている。
撮影日:2012年12月22日。
撮影・コメントはクロコでした。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。


 ◆ 秋から冬へ
 2012/11/13

11月。「霜月(しもつき)」。
「霜月(しもつき)」は本来旧暦の11月のことをいうが、現在では今の新暦の11月にも用いられるようである。文字通り「霜が降る月」という意味と思うのだが、「食物月(おしものづき)」の略という説や、「凋む月(しぼむつき)」とか「末つ月(すえつつき)」が訛った(なまった)ものとする説もあるようだ。
また、11月の異名としては「神楽月(かぐらづき)、神帰月(かみきづき)、建子月(けんしげつ)、辜月(こげつ)、霜月(しもつき)、霜降月(しもふりづき)、霜見月(しもみづき)、天正月(てんしょうげつ)、雪待月(ゆきまちづき)、陽復(ようふく)、竜潜月(りゅうせんげつ)」などがあるようである(ウィキペディアから)。
さて、そんな11月、急激な冷え込みのためか、「今年の紅葉は色が鮮やか」という各地の情報が飛び交う中、我が風越山麓はどうだろうかと、秋空が広がる土曜日に山麓公園辺りを散策してみた。
本当の見ごろは3〜4日後だろうか、すでに色付いた葉の隣で、緑色の葉が、程よいコントラストを作っている。枯れて葉を落とす木が多くなったのか、以前に比べると、その迫力にやや欠ける気もするが、それでも紅葉の木々の間を歩くのはなんとも気持ちの良いもの、春とは違う、秘められた自然の力のようなものを感じることができる。これから木々たちは、冬を絶えるために葉を落とし、芽吹くべく春の準備に入る。
彼らが眠りにつく前に見せてくれる、この一時のエンターテイメントを、掛け値なしで楽しんでみるのも良いだろう。繰り返される季節の、真の意味を多少は感じられるかもしれない。

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写真:
一枚目は、「のんび荘」の庭からみたモミジの紅葉。
二枚目は、「のんび荘」の川向こう、妙琴公園入り口付近のモミジ。
撮影日:11月10日。
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 秋に向って
 2012/09/24

猛暑日が続いた今年の夏、9月に入っても日中は30℃を超える日が多く、残暑というにはあまりに暑い日々に、少々うんざりとしていた。
「暑さ寒さも彼岸まで」。その言葉どおりに、秋分を過ぎるころから気温の低下が見え始めたが、23日の日曜日、天候もあったのだろうが、行き成り20℃を下回ったのにはさすがに驚いた。夜などは肌寒く、暖房機が欲しくなると言っても決して大げさな表現にはならないだろう。我が身体もかなり戸惑い気味である。
そうは言ってもまだ9月、夏の名残りはまだ残っている。訪れた山の麓では、木々の緑と共に、季節の狭間で夏を惜しむように咲く花がまだ見られるようだ。

今年はどんな秋が訪れるのか、昨今の気候の変化の大きさにやや不安にもなるが、山の麓に広がる自然に抱かれていると、不思議に心に安堵感のようなものが広がってくる。夏が終わり、本格的な秋が訪れる前のこの時期に、まだ残る木々の緑の中を、風の音を聞きながらゆっくりと歩くのはなんとも心地良いものだ。
できればこの自然、いつまでも変わらずにいて欲しいと願うが、それは我々の接し方が大きく関わってくるのかもしれない。
今年の9月もあと少しで終わる。どうやら、季節は秋に向って大きく舵を切ったようである。

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写真
一枚目、のんび荘の近くに咲く「ツリフネソウ」。そろそろ終わるころでしょうか。
二枚目、のんび荘の川向こう妙琴公園内で見つけた「キンミズヒキ」。そろそろこの花に似た「アキノキリンソウ」が咲き始めるころですね。
撮影日:一枚目2012年8月26日、二枚目2012年9月2日。
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 梅雨の向こうに
 2012/07/10

7月、梅雨も後半である。晴れた日などは、照りつける太陽が、梅雨の向こうの今年も暑いであろう夏を予感させる。そろそろ南の方から梅雨明けの声が聞こえ始める頃だろうか。
さて、今年はいったいどんな夏になるのか、自然を相手にしている農家は当然のことだが、電力事情に関わる面々も、それぞれの思惑のなか、梅雨明け後の天候は気になるようだ。
「夏は暑いのが当たり前です」。司馬遼太郎の「花神」の中に出てくる言葉だが、いつでも、どんなところでも快適な温度を作り出せとばかりに、一般家庭まで、エアコン・クーラーなどの空調機に頼っている今の人々暮らしを思うとき、いつも頭に浮かぶ一節である。昔は、暑ければ暑いなりの、寒ければ寒いなりの暮らし方があった。
そんなことを考えながら歩く山の麓は、今年も野草たちが、勢力争いを繰り広げながら、梅雨の明けるのを今や遅しと待っている。これから夏の終わりまで、自然の持つ力強さを見せつけられる時期でもある。
強い日差しの中、30分も歩けば汗ばんでくる。そんな私の体を川風が優しく包み込んでいく。もう初夏と呼んでもいいのだろう。

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写真
一枚目、のんび荘の川向こう、妙琴公園で見つけた「オオバジャノヒゲ」の花。
二枚目、同じく妙琴公園内にある、ガクアジサイ。今真っ盛り。
撮影日:2012年7月8日
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 「のんび荘」で、のんびりライブ
 2012/05/15

5月に入って、多少気温も安定するのかと思っていたが、朝晩の冷え込みは続き、その大きな寒暖の差に冬物を仕舞えずにいる人もいるのではないだろうか。それでも木々たちは、新緑の淡い色を徐々に濃い色に変化させながら、確実に変わりつつある季節を我々に教えてくれている。すでに、雨の季節の向こうの、夏への序章が始まっているのだろう。
そんな梅雨前の緑萌える山裾で「のんび荘」を会場に、アマチュアミュージシャンたちのオープンマイクライブがあった。このライブ、毎月第2日曜日に開かれる。午後3時に始まって入場は無料。普通にオーダーさえすれば誰でも聞くことができる。
場も違うことから、そのライブの詳細は省かせてもらうが、山の風と川風がぶつかり合うように駆け抜ける山裾で、そばをすすりながらライブに耳を傾けるのもなかなか良いものだ。
そんなライブを聞きながら、窓の外に目を向ければ、窓越しに見える木々の緑が、まるで手招きでもするように風にゆれていた。

ちなみに、今後のライブ日程は「お知らせ」および「予定表」に載せていくということだ。

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「写真」
一枚目:ライブの様子。窓に見えるもみじの緑がまぶしい。
二枚目:のんび荘の川向こう、妙琴公園に咲く山ツツジ。
撮影日:一枚目、2012年5月13日。二枚目、2012年5月5日。
撮影・コメント:クロコ

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