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|  気がつけば3月も後3日ほどで終わる。今月24日は彼岸の明け、暑さ寒さも彼岸までというが、今年は少し勝手が違うようである。まるで2月上旬のような冷え込みに、人は固より野山の野草たちもかなり困惑しているのではないだろうか。そうはいっても命溢れる季節はもう目の前である。街中では早咲きの桜が開き始めたとの話が飛び交い始めている。 今年は、街中との時間差がありそうなこの山の麓だが、山麓公園辺りを散策してみれば、ハコベ・ナズナ・タネツケバナ・イヌノフグリと、枯草の茶色の中に新芽の緑と小さな花が目立つようになってきた。 冬の寒さとの鬩ぎ合いの中で、少しずつだが確実に、まばゆい季節に変っていくこの時期は、地球というこの星の息遣いを感じられるような思いがしてなんとも良いものだ。この山の麓が、涌き出るような命の力で満たされるのはもうすぐである。
◆ ◆ ◆ 写真:のんび荘近く、妙琴ツツジ園で見つけた「姫踊り子草(ひめおどりこそう)」と「猫の目草(ねこのめそう)」 撮影日:2011年3月25日 撮影・コメントは、クロコでした。 ・・・・・ 3月11日、東北地方を襲った地震と大きな津波。自然災害のものすごさを見せつけられた気がしました。それに追い討ちをかけた、人災ともいえる原発の事故。現地のことを思うと胸が痛みます。 最後になりましたが、今回の被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げると共に、福島原発の沈静化が成功し、放射能による汚染がこれ以上大きくならないことを祈っております。
| | |  早いもので卯年ももう一ヶ月が過ぎようとしている。例年にない冷え込みが続く日本列島、情報ではラニーニャの影響ということらしいが、東北辺りではいつもの3倍近い積雪が続いている地域もあるという。当然その寒さはこの地域も例外ではなく、「冬とはこんなもの」と年甲斐もなく気取ってはみても、不意打ちのようにやってくる気温低下には、やっと寒さに慣れ始めた己の身体も悲鳴を上げているように見える。そろそろ、春という言葉が聞きたくなっているこの頃だが、まだまだ冬の終わりは見えてこないようである。 そんな気候もなんのそのとばかりに、山麓公園辺りを散策してみれば、寒さと静けさの中、キンと張り詰めた空気が、忘れていた自然の持つ大きな流れを思い出させてくれる。この寒さの向こうに、今年も訪れるだろう芽吹きの季節を肌で感じながらも、吹き抜ける北風の冷たさに身を縮めていた。今年の寒さはさすがに身に応える。
◆ ◆ ◆ 写真は、川向こうから撮影した「のんび荘」と妙琴公園の様子。 撮影日:2011年1月15日(雪の日でした) 撮影・コメント:クロコ
| | | 新年明けましておめでとうございます。 昨年中は格別なご愛顧に賜り、誠に有難うございました。 2011年、卯年の幕開けです。本年が、皆さまにとってより良い年になりますことを、心よりお祈りいたします。 今年も相変わらずのご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。
一月は5日より通常営業となります。
| | |  早いもので、11月ももう終わりに近づいている。暑かった夏を一変させるように気温の低下が見られた今季。秋は、思った以上に短かったような気がする。 それでも、木々の色付きは、今年も訪れた冬の手前の季節を、まるで、まだ残る自然の息遣い見せるかのように辺りを飾りたてていた。この時期、山麓の変化は早い。目にする木々たちは、足早に去って行く秋を追いかけるように葉を落とし始めている。どうやら、もう冬の準備に入ったようだ。物悲しさを感じさせながら、初冬の風が吹き抜ける中で、木々の持つ逞しさと強かさを感じるのがこの時期である。 芽吹きの季節はまだ先だが、冬枯れの風景へと変貌する中で、大地の温もりと自然の持つエネルギーを感じながら、山麓辺りを散策してみるのも良いものだ。経済失速が要因なのか、内も外も不穏な空気が流れる昨今に、もしかしたら、この星で生きているという“本来”の意味を見つけられるかもしれない。
◆ ◆ ◆ 写真は、のんび荘の川向こうの妙琴公園内の紅葉の様子です。撮影したのは11月の中旬、今はもう葉はあまり残っていません。 撮影日:2010年11月16日 撮影・コメント:クロコ
| | |  昨年は松茸や他の茸全般に大不作でした。 今年も猛暑などの天候不順で発生が懸念されていた松茸だが、9月下旬の降雨と気温低下からか10月に入って少し取れ始め2〜3日前から急激に出始めました。
写真左:言わずと知れた松茸、今日取れたばかりで、鮮度が良い物はこの写真のように表面が白っぽい。 写真右:アミタケ、茹でると褐色になり若干のヌメリが出る、おろし、みそ汁等で食す。伊那谷では人気の茸のひとつです。 私の個人的には松茸は殆んど採ったことが無いヒガミもあるが、アミタケの方が好きかな? 短い間の秋の味覚ですぜひ楽しんでください。 | |
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