タイトル−のんび便り
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 ◆ 夏来たる
 2010/07/26

梅雨が明け、いきなりの猛暑に襲われている日本列島。北から南までほぼ横並びのような気温となっているようである。
飯田地方も例外ではなく、30℃を越す日々が続くようになって一週間、その対応に戸惑っていた身体もそろそろ順応してくるころだが、この連日の暑さにはさすがにお手上げ状態のようだ。
たまらじと山の麓に足を運んでみるが、今年の暑さはレベルが違うのか、通り抜ける風もいつになく生暖かさを感じる。それでも、木々たちの作り出す緑の空間の中で日陰に身を置けば、川風も手伝ってか街中では味わえないすがすがしさが身体を包む。「涼をとる」とはこういうことなのだろう。
土用の丑の日の今日、暑さを乗りきるための鰻も悪くはないが、たまには街中を外れて、緑に包まれながら木陰で時を過ごすのも良いものだ。
これも、暑い夏を乗りきるための一つの手立てなのかもしれない。

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一枚目の写真:のんび荘近く妙琴ツツジ園の様子。
二枚目の写真:のんび荘の横を流れる松川沿いにある胡桃の実。
撮影日:2010年7月8日
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 緑の季節
 2010/06/17

6月。水無月(みなづき)とも呼ばれる。旧暦のころの呼び名。名の由来は諸説あるようだが、文字通り「梅雨が明け水が涸れる月」というのが有力のようである。
田植が終わり田に水を張る月「水張月(みづはりづき)」から「水月(みなづき)」になったという説も存在するらしく、どちらにせよ、この時期が稲作にとって大きな意味を持っているのは確かだろう。
新暦の今だが、6月ともなれば、点在する田んぼには小さな苗が並んでいるのが見られるようになってくる。今年の飯田地方の梅雨入りは14日。入ったばかり。雨はこれからだ。
この時期になると草との闘いが始まる。あちらこちらで、動力草刈機の音が響き始めるが、山麓公園あたりでも例外ではなく、野草目当ての休日カメラマンはすこし寂しさを覚えるかもしれない。しかし、これも人と自然が付き合うための一つの手段、手間を惜しみ、除草剤を使うよりは数段良いだろう。刈られた草はすぐに蘇る。
梅雨入り間もない今、山の麓の木々たちは葉の色を一層濃く力強く変化させ、野草たちも勢力伸ばし始める。自然の持つエネルギーの力強さを感じ始めるこの時期、そのエネルギーを身体いっぱい浴びるように、山麓公園辺りを歩いてみるもの良いだろう。この山の麓の暑い夏は、もうすぐそこまで来ている。

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一枚目の写真:のんび荘近く、妙琴ツツジ園から撮影。もう夏の様相である。
二枚目の写真:のんび荘近くの川沿いに雨待ち顔で咲く「小紫陽花」。
撮影日:2010年6月5日
撮影・コメント:クロコ

 ◆ ツツジに包まれて
 2010/05/08

ゴールデンウィークが終わり、山麓公園辺りもいつもの静寂を取り戻しつつある。
山の麓では、そろそろ、山吹の花が終わりを迎え、山ツツジが咲き揃い始める頃となる。初々しい葉に覆われた木々の緑と、山ツツジのオレンジ色が織り成す鮮やかなコントラストがなんとも良い。また、それを囲む山々は、針葉樹の濃い緑と広葉樹の淡い緑の、春色のパッチワークを作り上げ、訪れる人達を優しく包み込んでくれる。穏やかに晴れた日にこの辺りを歩いてみれば、きっと浮世の憂さも晴れることだろう。
大きな寒暖の差のせいもあるのだろうか、季節の移り変わりに例年とは違うものを感じる今季だが、それでも、新緑とその向こうにある深緑の季節へと、自然は確実に変わっていく。

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写真1:大平街道から「のんび荘」まで降りる道沿いの「妙琴ツツジ園」の山ツツジ
写真2:「のんび荘」の川向こう「妙琴公園」のツツジ。
撮影日:2010年5月6日
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 山の麓も桜の季節
 2010/04/07

4月に入り急激に春めいてきた。しかし、繰り返す大きな寒暖の差には、我々人は固より、木々も野草たちも、かなり困惑しているのではないのだろうか。それでも季節は、本格的な春に向かって大きく舵を切った。市街地ではすでに桜が満開の状態である。
例年ならば街中とはかなり時間差のある山麓の桜たちだが、今年は里の桜を追い掛けるように咲き始めている。個体の差こそあれ、すでに6〜7分咲き。かなり早い。
これから山の麓では、山桜を始め、三つ葉ツツジ、山ツツジ、山吹と、5月の連休を過ぎるころまで花の季節となる。周りが新緑に包まれる前の少しの間、春を訪れを賛美するような山の演出を楽しむのも良いものだ。
冬から春へ。気候変動の中、山の麓の自然は命溢れる季節に向かって今年も確実に動き始めている。

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一枚目:大平街道からのんび荘まで降りる道沿い「妙琴ツツジ園」の枝垂桜
二枚目:のんび荘の川向こう「妙琴公園」の桜。
撮影日:2010年4月6日
撮影・コメント:クロコ

 ◆ 春を告げる花
 2010/03/16

三寒四温の言葉の通り、寒さと暖かさが交互にやってくるのが今の季節。しかし、このところ続く大きな寒暖の差は結構身に応える。その影響はいたるところに現れているらしく、養鶏を営んでいる知人は、鶏の産卵率が極端に落ちていると嘆いていた。
そんな中、一ヶ月の眠りから覚めた「のんび荘」を背に、川沿いの道を歩いてみれば、まだまだ茶の色が勝る風景の中、枝に房のような黄色っぽい花を付けた木が目に入ってくる。「春を告げる花」といわれる「木五倍子(きぶし)」だ。あまり派手さはないが、この時期、小さな房状の花をつけて春が来たことを教えてくれる。どうやらこの山の麓は、大きく変わりつつある環境の中でも、いつものように、芽吹きの季節に向けて動き始めているようである。
この地が新緑に包まれるまでにはまだ間があるが、木五倍子(きぶし)の花は静かに風に揺れながら、今年も確実にその時が来ることを告げていた。

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木五倍子(きぶし):キブシ科キブシ属の落葉低木、学名・Stachyurus praecox
撮影日:3月8日
撮影とコメント:クロコ

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